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第十番 大瀧山 福生寺
福生寺は、霊山熊山の山懐にある。若葉、せみ時雨、紅葉、冬枯れと、四季それぞれに風情があり、季節を問わず、寺参りや自然を楽しむ人達が訪れる。
福生寺への道は、国道2号線の備前市大内バス停を北に、熊山登山道を進みクレー射撃場を過ぎるとやがて仁王門が道脇にある。
更に狭い山道を昇ると本堂が見えてくる。境内には本堂のほか、大師堂・経蔵・鐘楼堂、山腹には三重塔がそびえており、本堂周辺には福寿院・西宝院などがある。仁王門、本堂、三重塔塔から見ると福生寺は広大な寺域を持ち、数多くの伽藍や塔頭が立ち並んでいた昔の面影がしのばれる。
福生寺は、寺伝によると天平勝宝六年孝謙天皇の招きで来日した唐僧の鑑真和上の開基という。
本堂は五間・五間の入母屋作りで本瓦葺き、大師堂とともに岡山藩主池田綱政の寄進である。
備前市の重要文化財となっている。
本堂に座って眺めると右に福寿院で正面は昇ってきた山並みが見通せる。
如何に福生寺が山深いところにあるかが良く分かる。
福寿院の北側、少し山手に西宝院がある。
両側に花が咲く参道を登ってゆくと西宝院に着く。
西宝院の脇はちょっとした渓谷になっており、きれいな水が流れている。
最上部には、弁天堂がありそこから眺める景色は美しく、深山幽谷の思いがする。
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